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猫におけるCBDの効果とは

猫用のCBDとは?

大切な猫のためにCBDができることとは?

まとめ


● CBDは麻(カンナビスサティバ)が生成する成分の一つであり、中毒性のない化合物です。

● 人間と同様に、猫のストレスや痛み、炎症などにも有効な効果が得られるという研究結果が出ています。

猫用CBD

人の健康をサポートする製品として話題のCBD。最近では動物への効果を期待できるという科学的証拠も増えてきています。

CBDは麻由来の天然の化合物で、中毒性はありません。そのため、猫の健康維持に役立つ嬉しいアイテムになると言われています。

猫のためのCBD使用、それがどのように猫の暮らしに影響するのかを探っていきましょう。

猫用のCBD製品の効果は?

麻由来の化合物カンナビノイドの効果が最初に発見されたのは1930年頃のこと。それから何十年にもわたり、CBD(カンナビノイドの一種)と、すべての生き物が持つ神経免疫システム(ECS)との関係を科学者たちは調査し続けてきました。その結果、私たちとCBDの間には深いつながりがあることが分かってきました。

動物は、自分たちが生まれながらに持つECSによって体内のバランスを調整しています。気分、食欲、痛みといった心と身体の調節はこのシステムの働きによって守られています。ECSを構成するのは、CBD成分の一種であるエンドカンナビノイド、カンナビノイド受容体、そして酵素。

麻にはそのカンナビノイド受容体を活性化し、ECSを整える成分が含まれています。

ECSとCBDの関係はとても複雑であり、研究が続けられています。

今分かっていることは、CBDは痛みや炎症を抑制する受容体に働きかけること。痛みを感じる原因となる働きを抑制する力があること。そして、間接的に受容体に働きかけるため、中毒症状を引き起こさないということ。

CBDは生き物の持つ自然の力を引き出し、心身のバランスを保ちます。

ねこのCBD使用で期待できる効果

研究によると、CBDは不快感や炎症を抑える効果があると考えられています。

CBDの使用によって、猫の痛みを鎮め、リラックスさせる効果を期待できます。

猫のストレスや不安にCBD

猫はとても繊細な動物です。見慣れない人や身の回りの変化に対して、不安を感じ怯えることがあります。

なかでも、食べる物や自分のテリトリーが変わることに対してのストレスは、身体的な症状として現れるほど大きなものになる場合があります。 瞳孔の拡張、高血圧、重い呼吸、心拍数の上昇など、時には食事やトイレの習慣に変化が現れることも。飼い主であれば彼らの声にならない声に気付くことがあるでしょう。

こういった精神的な問題は、獣医師に相談しても解決しない場合があります。不安を感じやすい猫であれば、CBDの利用を検討してみるのもありかもしれません。実際に、獣医師たちがその鎮静作用を認め、自然な解決策としてのCBDを提案している例もあるのです。

CBDの利点は、ピンポイントで落ち着かせることができることです。例えば、車に乗せる時や動物病院に連れて行く前。猫がストレスを感じそうなイベントの1時間前に摂取させることで、無駄な不安を与えないようにしてあげられます。

炎症を和らげるCBD

老化は人も動物も避けられないもの。加齢とともに、関節や筋肉の痛みを感じることが増えていきます。

CBDを使用される方の多くは、そういった加齢による不調の緩和を目的としています。この天然由来の成分が、老化する猫へのサポートにも利用できる可能性は言うまでもありません。

動物へのCBDの使用はいまだ臨床研究が必要な段階ではありますが、獣医師や実際にペットに使用している飼い主たちからは、多くの推奨の声が届いています。

アメリカのコロラド州で、獣医への大麻教育を行うカサラアンドレ博士のお話をご紹介しましょう。

彼女の愛猫マティーは関節炎に加えていくつか身体の不調に苦しんでいたそうです。そんなマティーに彼女はCBDを試したそう。彼女はその経験を獣看護師にこう話しています。

「マティーの病状は八方ふさがりの状態で、何かできないかとCBDのチンキ剤を使ってみました…違いが分かるまで6週間はかかったけれど、少しずつマティーの食欲が戻ってきて、私とまた遊びたがるようになったことに気付きました…私の宝物のマティーがまた元気な姿に戻ってくれて、それから一緒に素晴らしい4年間を過ごせたのです」

猫のCBD摂取について

猫の病状が深刻な場合、早く効果を得るために最も効果的な方法は舌下摂取です。 猫と同じ方向を向き、猫がスポイトを舐められるよう口の側面にそっと挿入します。 こうすることで舌下での塗布が 簡単にできます。



飼い主は、猫がCBDオイルに対してどのように反応し、副作用があるかどうかを確認するために、少ない摂取用量から始める必要があります。

体重1kgあたり約0.25mgの摂取からの開始をおすすめします。2日後、猫の体調に注意しながら、これを1kgあたり0.5mg量ほどを目安に増やしていきます。

それでもまだ足りない様子である場合は、体重1kgあたり1-2mgの摂取量に増やすことをおすすめします。

一貫性が重要なので、1日の投与量を計算したら、朝と夜の2回に分けて与えます。猫がゆっくりと吸収できるよう、猫の口の横部分にそっと垂らして与えましょう。迅速な結果を得るには、舌下からの摂取をさせます。

これによってCBDは、食物と一緒などの摂取方法よりも早く吸収されます。ペットの舌下にオイルを垂らせるようにペットCBDオイルにはスポイトがついています。

猫に与えるCBDの量はどのくらい?

猫のCBD摂取量は体重1kgに対して1mg
開始時の摂取量 次の段階の摂取量 最も多い摂取量 CBD1滴あたりのmg
0.25mg 0.5mg 1 - 2mg 1滴あたり2.5% 1.08mg

ねこにとってCBDは安全?

人間に対してのCBDオイル摂取の安全性は立証されていますが、動物への使用は獣医学の世界でも研究が始まったばかり。長期的な影響の有無については、まだ分かっていないことも多いです。

研究ではCBDの猫への使用は安全であると示されているものの、今後も更なる研究が進められていくことでしょう。

猫へのCBDを検討される際は、その原料に注意を払わなくてはなりません。他の植物が混ざっていたり、香料や着色料が入っていたりすると、人間は問題が無くてもペットには危険なものになってしまう場合があるからです。

CBDとは?

CBDはカンナビジオールの略。麻の花から抽出されるカンナビノイドと呼ばれる天然の化合物の一種です。

100種類以上あるカンナビノイドにはそれぞれ固有の特性があります。一般的に強い陶酔感や中毒性を持つと言われているTHC(テトラヒドロカンナビノール)もこの一種です。私たちが使用する麻は、カンナビスサティバ種。このTHC成分が0.2%未満でなければなりません。

CBDはTHCとは真逆の特性を持ち、中毒性や気分を「ハイ」にする性質はありません。深いリラックス効果や神経系の不調を整える効果があります。そのため、ペットにも安全と言われているのです。

ねこちゃん用のCBD商品の選び方

第三者機関のテストを経て、汚染物質や連邦法順守のチェックを徹底しているNaturecanのCBDオイルは、猫にとって安全と言えます。もしCBDの使用について不安な点があれば、かかりつけの獣医師に相談してください。

THC成分が0.3%以下であれば合法の麻です。Naturecanの猫用CBD製品には、検出できないレベル(<0.01%)のTHCが含まれています。

ご購入いただいたCBD製品が安全で合法であることは、商品に同封される分析証明書に記載されています。ご確認ください。

引用元:
1. https://www.nature.com/articles/s41598-020-60172-6
2. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33356248/
3. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25796592/
4. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7399642/
5. https://todaysveterinarynurse.com/articles/cbd-for-dogs-and-cats-whats-new/
6. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6826847/