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希少なカンナビノイド: CBNとその効果は?

目次
- イントロダクション
- カンナビノイドとは?
- CBN(カンナビノール)とは?
- CBNとCBDの違い
- CBNはなぜ希少で高価なのか
- CBNの効果
- アントラージュ効果とは?
- CBNはどんな人におすすめ?
- CBNの摂取方法
- まとめ
1. イントロダクション
「CBNって最近よく聞くけど、CBDとはどう違うの?」「どんな効果があるの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではCBN(カンナビノール)についてわかりやすく解説していきます。
CBNは、CBDやTHCと並ぶ“カンナビノイド”の一種であり、注目を集めている成分です。まだ研究段階の部分も多いですが、気持ちの落ち着きや睡眠の質をサポートする成分として、徐々に話題になりつつあります。
2. カンナビノイドとは?
麻(ヘンプ)には、実に100種類以上の「カンナビノイド」と呼ばれる天然成分が含まれていることがわかっています。中でも代表的なのが、精神作用のあるTHC(テトラヒドロカンナビノール)、そして健康サポートで人気のCBD(カンナビジオール)です。
今回ご紹介するCBN(カンナビノール)は、まだあまり知られていないものの、近年注目を集めている“レア・カンナビノイド”のひとつです。心身に穏やかに作用し、特に睡眠サポートに関心のある方におすすめされています。
3. CBN(カンナビノール)とは?
CBNは、THCが酸素や光、熱にさらされて自然に分解されることで生成される成分です。そのため、CBNは「熟成したヘンプ」に多く含まれる傾向があり、採取のタイミングによって含有量が大きく変わるという特徴もあります。
重要なのは、CBNにはTHCのような精神作用(いわゆる“ハイになる”感覚)や依存性はないという点です。日本国内でも合法な成分として安心して摂取することができます。
4. CBNとCBDの違い

CBNとCBDの主な違いは、化学構造、希少性、体内の作用メカニズムと身体への影響です。どちらもヘンプから抽出される成分で、中毒性はありません。しかし体内のエンドカンナビノイドシステム(ECS)に異なったメカニズムで相互作用をもたらすことが分かっています。
CBNは「CB1」と「CB2」の2種類のカンナビノイド受容体に直接働きかけ、身体の幅広い機能を調節します。その一方、CBDは間接的に作用し、さらに他種類の受容体にも働きかけるため、CBNとは違う効果も持っていると言われています。そのため、CBNとCBDは違うシーンに強みを持ち、使い分けできます。
CBNは特に睡眠トラブルで悩まされている人の間で人気が高まっていて、鎮静作用が他のカンナビノイドと比べ優れていると考えられています。
その一方、CBDは一般的に不安をほぐすリラックス成分として利用されていて、さらに様々な痛みや炎症を緩和すると知られています。
5. CBNはなぜ希少で高価なのか

CBNが他のカンナビノイドに比べて高価である理由には、以下のような要因があります。
- 天然のヘンプから得られる量が非常に少ない(全体の1%未満)
- 人工的に生成するには高度な技術とコストが必要
- 品質の安定化が難しく、製品化に手間がかかる
このような事情から、CBNはCBDに比べて価格が高くなりやすく、「レア・カンナビノイド」と呼ばれることも多いのです。同様に、CBG(カンナビゲロール)などもレア成分として知られています。

6. CBNの効果
CBNに関する研究は少なく、今後より多くの臨床試験が必要ですが、現在のところ主に睡眠改善、鎮痛作用、抗痙攣作用、抗炎症作用に効果があると考えられています。

鎮静作用(睡眠改善)
CBN効果のなかで最も研究されているのが睡眠に対する影響です。2021年の臨床試験で60名の不眠症患者にCBN製品を投与した結果、睡眠トラブルは平均73%程度も改善されたことが分かりました。またラットでの研究でもCBNが総睡眠時間を増やし、眠りにつくまでの時間を短縮することができました。さらなる研究は多々必要ですが、将来的には睡眠障害の治療オプションになる可能性も期待されています。
鎮痛作用
CBDと同じく、CBNにも痛みを緩和する効果があると言われています。マウスを対象にした研究では、CBNは筋肉や関節の痛みを軽減したと報告されています。
またCBDと組み合わせた場合さらに効果的であったと述べられています。今後の人間レベルの研究でも期待が高まっています。
抗痙攣作用
CBNには抗痙攣効果もあると知られており、特に神経系の患者の痙攣頻度と強度をコントロールできると考えられています。
抗炎症作用
CBNは体内で炎症の原因となる物質の産生を抑制すると考えられ、これによって様々な健康問題を予防する可能性があると示唆されています。
またCBNは、アントラージュ効果を引き起こすことで、身体への様々な効果をより高めると考えられています。つまり、CBNが他のカンナビノイドと相互作用する事により、個々のカンナビノイドを摂取するよりも、より高い効果、つまり相乗効果が期待できるのです。
7. アントラージュ効果とは?
アントラージュ効果とは、複数のカンナビノイドやテルペン(香り成分)が相互に作用することで、それぞれの成分の効果をより高めるという考え方です。
例えば、CBN単体では穏やかな効果であっても、CBDやテルペンと一緒に摂取することで、より深い安らぎ感や睡眠サポートなどが期待できるとされています。
8. CBNはどんな人におすすめ?
CBNは、次のような方におすすめです:
- すっきり目覚めたい方
- 寝ても疲れが取れない方
- 気持ちを落ち着かせたい方
- カンナビノイドに慣れていて、新たな成分を試してみたい方
一方で、妊娠中・授乳中の方や持病のある方は、使用前に医師に相談することが推奨されます。
9. CBNの摂取方法
CBN製品にはオイルやグミなど食品タイプのものやべイプ系製品などがあり、様々な摂取方法をお試しすることができます。その中で、自分の目的や好みに合った摂取方法を選択することが大事で、以下にいくつかのおすすめ商品を紹介します。
CBNオイル
CBNオイルはピペットを用いて、舌の下に数的垂らし、一分間ほど置いてから飲み込みます。敵数はご自身のニーズに応じて調整できます。口内の粘膜から吸収されるため、効果を早く感じ取れるという声は多いです。

CBNオイルカプセル
CBNオイルカプセルは定量のCBNを手軽に水と一緒に摂取します。カプセルは無味なため、オイルの独特な風味が苦手な方にはピッタリです。摂取後、消化器官から体内に吸収されます。

CBNエディブル(グミなど)
CBNグミはお菓子感覚でCBNを摂取する方法で、よく噛んでから飲み込みます。オイルやカプセルと比べると効果を感じるまで時間がかかる場合もありますが、より美味しく、効果も長持ちすることで優れています。

10. まとめ
CBN(カンナビノール)は、THCが酸素や光によって分解されて生まれる、希少なカンナビノイドです。現在の研究では、睡眠サポートや神経バランスの健康維持、身体のコンディションを整える働きが期待されており、CBDと組み合わせることで相乗効果も狙えます。
市場に出回る製品はまだ少ないものの、今後研究が進むことで、より多くの人にとって健康を支える心強い成分となる可能性があります。気になる方は、ぜひ一度CBN配合の製品をチェックしてみてはいかがでしょうか?